こんにちは。
はけです。
普段プロジェクトでRedmineを使用して課題管理をしています。
Redmineを使用していると次のような悩みにぶつかったりします。
- 親子関係のチケットをまとめて表示させたい!
- チケットの親子関係がわかるような表示にさせたい!
このような悩みを解決してくれる便利なツールがあります。
それが「redmine_issues_tree」です。
Redmineはプラグインを入れることでいろいろな機能を追加カスタマイズすることが出来ますが、その中の一種になります。
普段私がプロジェクトで使用している中で、とても便利だと思ったツールの中のひとつで、使用することでとても便利になります。
本記事では「redmine_issues_tree」プラグインの適用方法と使用方法を解説します。
ぜひ、あなたもこのプラグインを使ってみて実感してください。
目次
Redmineで親子関係のチケットをツリー状に表示させる
方法はとても簡単です。
次の3STEPです。
- プラグイン(redmine_issues_tree)のソース取得
- RedmineDBへのマイグレーション
- Redmine再起動
ではさっそく解説していきます。
環境
次の環境を使用しています。
Redmineのバージョンによって「redmine_issues_tree」のバージョンも変わります。
Redmineのバージョンに合ったバージョンの「redmine_issues_tree」をインストールする必要があります。
- Windows10
- Git 2.25.1
- Redmine 4.1.1.stable
- redmine_issues_tree 4.1.x
目標
目標を整理しておきます。
目標は「親子関係のチケットをツリー状に表示させること」です。
画像のような形式で親子関係のチケットを表示できるようになります。
では解説していきます。
プラグイン(redmine_issues_tree)のソース取得
「plugins」フォルダに移動する
まずは、プラグインをインストールします。
プラグインのインストール先はremineの中の「plugins」フォルダになります。
おそらく次の場所にあると思います。※同じ場所にないという方は「plugins」フォルダを探してください。似たような場所にあると思います。
「C:\Bitnami\redmine\apps\redmine\htdocs\plugins」
見つけたら、コマンドプロンプトを立ち上げ、次のコマンドでpluginsフォルダまで移動してください。
cd C:\Bitnami\redmine\apps\redmine\htdocs\plugins
パス指定部分は先ほど調べた「plugins」フォルダのパスを指定しましょう!
gitでソースを取得
gitでソースを取得していきます。
gitのインストールを行いたいという方は次の記事を参考にしてください。
ここで注意しないといけないのが、GitHubのメインのブランチからの直接ダウンロードはしてはいけません!ハマりやすいので少し丁寧に解説します。
これは「redmine_issues_tree」メインブランチの説明書きにも書いてありますが、直接GitHubからダウンロードしたものを使おうとしても使用することが出来ません。使ってしまうと、Redmineが起動しなくなる可能性すらあります。
そのため次のコマンドでRedmineのバージョンに合ったソースの取得を行うようにしてください。
git clone -b 4.1.x https://github.com/Loriowar/redmine_issues_tree.git
コマンドプロンプト上で実行します。
「-b 4.1.x」の部分でバージョンを指定しています。次のように指定方法を変えることができます。
- Redmine=version4.0.3:「4.0.x」を指定
- Redmine=version3.4.1:「3.4.x」を指定
エクスプローラを確認すると画像のように、ソースが取れていることが確認できます。
RedmineDBへのマイグレーション
次にRedmineDBへのマイグレーションをします。
紹介する方法はプラグインをインストールするときに行うお決まりの手順となります。
次のコマンドをコマンドプロンプトでひとつずつ実行しましょう。
use_redmine.bat起動
「use_redmine.bat」を起動してください。
C:\Bitnami\redmine\use_redmine.bat
※「use_redmine.bat」の適切なパスを指定してください。
「htdocs」フォルダへ移動※use_redmine.bat内で実行
フォルダを移動します。
cd apps\redmine\htdocs
マイグレーション実行※use_redmine.bat内で実行
RedmineのDBへプラグインを登録します。
bundle install --without development test --no-deployment bundle exec rake redmine:plugins NAME=redmine_issues_tree RAILS_ENV=production
これでRedmineDBへのマイグレーションが完了です。
Redmine再起動
では最後にRedmineの再起動を行います。
Bitnami Managerを起動
Bitnami Redmine Stack Manager ToolをWindowsメニューから選択し、実行します。
「Restart All」で再起動
「Manage Service」タブの「Restart All」ボタンを押してください。Redmineが再起動されます。
結果を確認
では実際にRedmineにログインし、確認してみてください。
親子関係のチケットがツリー状に表示されていることがわかります。
以上が親子関係のチケットをツリー状に表示する方法です。
そもそも親子関係のチケットってどうやって作るの?
「redmine_issues_tree」プラグインを入れていざ使ってみようと思ったけど、
そもそも親子関係の作り方がわからない!という方もいるかもしれません。
そんな方向けに親子関係チケットの作り方をこの章で紹介します。
ではさっそく、紹介していきます。
親子関係チケットの作成方法
ではさっそく親子関係のチケットを作成してみましょう。
親チケットの作成
これは、通常のチケット作成とかわりません。
いつもどおり、チケットを作ってください。
子チケットの作成
子チケットの作成は先ほどと少し変わります。
まず、先ほど作成した親チケットを開き、「子チケット」の「追加」を押します。
すると「親チケット」の欄に親チケットのチケット番号が表示されます。
そのままチケットを作成すると、子チケットの作成が完了です。
実際に登録した内容を確認してみましょう。次の画像のように親子チケットがツリー状に表示されているでしょうか。
以上、親子関係のチケットの作り方でした。
まとめ
本記事ではRedmineで親子関係のチケットをツリー状に表示させる方法を紹介しました。
ツリー状に表示させるにはプラグイン「redmine_issues_tree」を使うことで実現できます。
インストール方法は3STEP。
- プラグイン(redmine_issues_tree)のソース取得
- RedmineDBへのマイグレーション
- Redmine再起動
また、親子関係チケットの作り方がわからない方向けに、親子関係チケットの作り方を簡単に紹介しました。
Redmineに入れることで有効な働きをしてくれることまちがいなし!なので入れてみてくださいね!