こんにちは。
はけです。
普段は社会人7年目のシステムエンジニアで、プロジェクトリーダーをしています。
PJの課題管理ツールとしてRedmineを使っています。
Redmineを使用していると、、チケットの担当者などが担当者の名字で表示されます。ですが、、
- 同じ名字の人がわかりづらい!
- ぱっと見で誰かわかるようにしたい!!
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか??
今回はそんな悩みを解決してくれるツールのインストール方法と使い方を解説します。
そのツールの名前が「redmine_local_avatars」です!
「redmine_local_avatars」を使うと、ユーザごとにアバターの画像を登録することができます。
チケットやスケジュールを確認する時にぱっと見で誰のチケットかがわかるのでかなり見やすくなります!
とても簡単に導入できるのでぜひ試してみてください!
目次
Redmineでユーザーごとにアバターを表示する方法
では、Redmineでユーザーごとにアバターを表示する方法について、さっそく解説していきましょう!!
実行環境
次の環境で動作することを確認しました。
※redmine_local_avatarsはRedmine4.0までが対象でしたが公式使うことができました。
- windows10
- Redmine4.1.1.stable
- redmine_local_avatars1.0.5
最終目標を確認する
インストールを始める前に目標を確認しておきます。
本記事の目標は、チケットや各種一覧を表示したときに、ユーザーごとにアバターを表示することです。
ちょうど、次の画像のような画面にすることを目標とします。
チケット内の担当者が登録した画像(アバター)が見えるようになり、誰が担当のチケットかがぱっと見でわかるようになります
スケジュールなどの全員が共有するツールも途端にわかりやすくなります!
redmine_local_avatarsをインストールする。
とても簡単で次の4STEPでインストールが完了します。
- redmine_local_avatarsをダウンロードする
- Redmine内のpluginsフォルダにプラグインを移動する
- Redmine内のGemを更新し、マイグレーションを行う
- Redmineを再起動する
これだけで導入できます。
では実際にインストールを始めていきましょう!
redmine_local_avatarsをダウンロードする。
まずは次のURLからプラグインをダウンロードしてください。
※Redmine4.1を使用している方は次のURLからダウンロードしてください。公式のプラグインは途中でエラーが発生してしまうことがあります
「redmine_local_avatars-master.zip」というファイルがダウンロードフォルダに格納されていると思います。
Redmine内のpluginsフォルダにプラグインを移動する。
次にRedmineのpluginsフォルダまで移動後、フォルダ内にダウンロードしたプラグインを置いてください!
Windows(Bitnami)であれば次のフォルダに配置すればOKです。
「C:\Bitnami\redmine\apps\redmine\htdocs\plugins」
このとき注意してほしいのは「redmine_local_avatars-master」というフォルダ名を変更し、「redmine_local_avatars」とすることです。
Gitからダウンロードしたプラグインはしばしば「-master」とうフォルダ名でダウンロードできますが、基本「-master」の名前は消す必要があります。
Redmine内のGemを更新し、マイグレーションを行う
さらにRedmine内のGem更新、マイグレーションを行います。
use_redmine.batの起動
「C:\Bitnami\redmine\use_redmine.bat」のバッチを起動します。
このバッチでRedmine用のコマンドプロセスを立ち上げて、Redmineに対して操作をしていきます。
Gem更新とマイグレーションの起動
次のコマンドを打ってください。
Gemファイルの場所まで移動
cd C:\Bitnami\redmine\apps\redmine\htdocs
Gemファイルの更新
bundle install --without development test
プラグインのマイグレーション(DBへの登録)
rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
※マイグレーション時に正常に動作すると次の画像のように複数のログが出力されます。
このとき、正常に動作せずgemのモジュールバージョンが合わない場合があります。
そのときはgemのモジュールを更新しましょう。gemのバージョンによってRedmineが動かなくなる可能性もありますので経験値が高い方が実施することを推奨します。
私の場合以下の2つのモジュールのバージョンが合わなかったため単純にインストールしました。
インストールすることでマイグレーションも正常に行うことができました。
- bundler
- rake
コマンドは次のような形でインストールしました。
gem install bundler=2.2.16
Redmineを再起動する
最後にRedmineを再始動します。
Bitnami Redmine Stackを開き、「Restart All」でRedmineを再起動していきましょう!
再起動が終了すれば、インストールは完了です。
これでインストールが完了しました!
では、実際にRedmineでどのように動かすかを解説していきます。
実際にredmine_local_avatarsを動かしてみる
では実際にredmine_local_avatarsを動かしていきましょう!
動かすためのSTEPは1つです。
- ユーザー(自分)のアバターを登録する
Redmineにログインする
アバター登録の前にログインしてください。
管理→プラグインを見ると、プラグインが追加されていることがわかります。
ユーザーのアバターを登録する
管理→ユーザー→対象ユーザの選択→アバタータブ→ファイルを選択→保存で、アバターを登録できます。
画像は自分のトレードマークとなりますので、厳選して登録してください!
アバターを確認する
最後に登録したアバターを確認しましょう!
まずはチケットを開きます。
スケジュールなどもタスクごとにアバターが表示され、ぱっと見で誰のタスク(チケット)かがわかりやすくなります。
さらに、kanbanプラグインを使用している方は、カンバンの内容がより見やすくなります。
kanbanプラグインのインストール方法はこちらの記事で解説していますので、ご興味のある方は入れてみてください。
Redmineのチケットをカンバン方式で管理する方法【簡単!】
まとめ
本記事では、redmine_local_avatarsのインストール方法と実際の動かし方を解説しました。
次の手順で、簡単にインストールが行えました。
- redmine_local_avatarsをダウンロードする。
- Redmine内のpluginsフォルダにおく
- Redmine内のgemを更新し、マイグレーションを行う
- Redmineを再起動する
本当に簡単にインストールが行え、チケットの担当がわかりやすくなります。
ちょっとした改善ですが、こういった少しずつの改善を積み重ねることでチームが強くなっていくと思います。
まずは自分一人からでもやってみて他の人を少しずつ巻き込んでいくなど、簡単にできるので試してみてくださいね!!!
以上、これからもPythonコーディングやWEB開発でつまずいたこと、役に立つことを配信していきます!