XserverにPythonをインストールする方法
こんにちは。はけです。
普段は会社でWEB系の仕事をしています。
インストールなんか簡単にできるだろ!と思って
XserverにPythonをインストールしようとしたが、
予想外に手間取ってしまいました。
具体的にはこのような問題がありました。
サーバでインストールしようとすると、管理者ユーザではないため、自由にファイルを触れない!!
なのでプログラムのインストールも自由にできない!!
Xserver内でインストールを行うためにはインストール用の仮想環境を作成する必要があるとのこと。
具体的には、Linuxbrewとやらを使います。
Macユーザには割とおなじみらしいのですが、Windowsユーザの私にはなんのことやら。
今回Linuxbrewを使用して、XserverへPythonをインストールできましたので、このインストール方法を解説していきます!!
では行きます!
目次
Linuxbrewとは?
一言でいうと、ユーザのコントロール出来る範囲に仮想環境(ユーザ用の実行環境)を作ってくれるツールです。
普段、会社のサーバなどのLinux環境を触るときは、rootユーザ(管理者)で操作します。
そのため、サーバ内で操作できない場所は基本的にありません。
しかし、Xserver内では自分のユーザ(管理者権限なし)で操作するため、自分のフォルダ以外触れず、インストール時にエラーが出ます。
Linuxbrewを使うことで、パッケージ(今回であればPython)をユーザ用の実行環境内にインストールし、動かすことができます。
環境情報
- Xserver(Ubuntu)
- Python3.7.6
- Homebrew 2.2.11
Pythonインストール方法
手順は 3つだけ。
- Linuxbrewのインストール
- Linuxbrewのパス設定
- Pythonのインストール
Xserverにログインできている前提で解説します。
SSH接続の設定がまだで、Xserverにログインしファイルを操作できる状態でない方は以下のリンクから設定してください。
Linuxbrewのインストール
以下のコマンドでLinuxbrewを入れることが出来ます。
何回かパスワードを求められますが、パスワードはわからないのでひたすらEnterを押しているとインストールが始まります。
$ sh -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Linuxbrew/install/master/install.sh)"
※頭の「$」はユーザを意味します。コマンドの内容ではないので注意してください。
約20分程待つと、インストールが完了しました。
Linuxbrewのパス設定
インストールが完了するとパスを設定するように促されます。
指示の通り、パスを設定していきます。
test -d ~/.linuxbrew && eval $(~/.linuxbrew/bin/brew shellenv) test -d /home/linuxbrew/.linuxbrew && eval $(/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/brew shellenv) test -r ~/.bash_profile && echo "eval \$($(brew --prefix)/bin/brew shellenv)" >>~/.bash_profile
※公式サイトでは4行分の実行コマンドが記載されていますが、最後の行は実行する必要がないので、実行しないでください。
以下のコマンドを打ち、実行完了すればLinuxbrewが正常に動いていることが確認できます。
$ brew install hello
Pythonのインストール
ではLinuxbrewを使用してPythonをXserverにインストールしていきましょう!
1行コマンドを実行するだけ。
$ brew install python3
インストールが完了すると、
以下のコマンドでLinuxbrew内にインストールしたPythonが使用できていることを確認出来ます。
$ which python3 ~/.linuxbrew/bin/python3
以上。